真上には、銘柄名に対する想いと、酒質に込められた想いがあります。
「真上」という銘柄には
・既存銘柄「真壁」よりも上質な酒を目指したい
・真壁町を盛り上げたい
という2つの想いが込められています。
仕切り直しの酒として世に出すからには、既存銘柄よりも上質な酒をつくるという意気込みを持つという心構えと、「真上」という酒を通して、真壁が石材業者で盛り上がっていたころのような活気のある街にまたなれるようにという想いが詰まっています。
酒質に関しては
・安全・安心な酒であること
・再現性(安定性)が高いこと
・強い酒質であること
という3つの想いが込められています。
酒は嗜好品ですが、それ以前に人の口に入る食品です。その食品であるということを前提に、安全で安心なお酒でなければならないという考えの基、酒造りを行っています。
また、造り手によって酒質のバラつきがなくなるよう、機械化できるところは機械化し、安定した酒質の追及に努めています。
そして、蔵から酒販店様を通して飲み手へと移る間にお酒の状態が悪くなるといったことの無いよう、強い酒質を目指した酒造りを行っていきます。
ラベルデザインは日置恵氏によるものです。
題字後ろにあるシルエットは、村井醸造から見た筑波山になります。筑波山を表現するにあたって、村井家家紋である武田菱を使用しました。また、題字赤箔は筑波山に上りゆく朝日をイメージしています。
~日置恵氏のプロフィール~
シズル感のある文字を得意としており、食品メーカーなどのパッケージに使用される題字をデザインする「おいしい書道家」。
幼少からの書道経験を活かして、シズル感のある文字を独学。デザイン事務所、広告代理店、メーカーで広告、ロゴ、パッケージ、POP等のデザイン、ディレクションを経て独立。筆文字を得意としたデザインをしている。
真上は、当蔵にとって「仕切り直し」という位置づけの商品で、専門の酒販店様や日本酒愛好家の皆様に提案するべく立ち上げました。3年をかけて製造を担う蔵人を育成し、同時に可能な範囲で設備も見直しました。
既存銘柄「公明」は昔ながらの味わいで地元に愛されてきましたが、飲み手を広げることはできてはいませんでした。
コロナ禍の現状、本来であれば新銘柄を立ち上げられるような状態ではありませんが、「動かなければ何も始まらない」「新しい村井醸造を知って頂きたい」という気持ちでスタートしました。