真壁・大和地区を南北に連なる筑波山・足尾山・加波山は常陸三山と呼ばれ、古くから茨城の山岳信仰の中心地としてその名を歴史に刻んできました。 常陸三山にはたくさんのハイキングコースがあり、静かな山歩きを楽しめます。また足尾山周辺はハンググライダーやパラグライダーなどスカイスポーツのスポットとして人気を集めています。
雨引観音とも呼ばれ、中国から帰化した法輪独守居士が587年に開山したと伝えられる古刹です。聖武天皇、光明皇后の帰依が厚く、その後、弘法大師によって真言宗の道場となりました。現在は安産子育ての霊場として広く知られる関東屈指のお寺です。桜の名所でもあり、6月には「あじさい祭」も開かれます。
磯部稲村神社の参道をはさんで、両側約1キロメートルに及ぶ桜の並木は、古来から磯部の百色桜として知られていました。『後撰和歌集』には紀貫之の「常よりも春辺になれば桜川波の花こそ間なく寄すらめ」があり、多くの歌人たちが歌を残しています。東北産のシロヤマザクラが中心で、品種も桜川匂・樺匂・梅鉢桜・白雲桜・薄毛桜・初見桜・初重桜・源氏桜・大和桜・青毛桜・青桜などがあり、国の天然記念物に指定されています。国の名勝として、また、世阿弥元清の作である謡曲「桜川」の舞台として、多くの人たちに親しまれています。所在地:桜川市磯部740-2
椎尾山薬王院は延暦元年(782)、最仙上人の開山であり、薬師如来を本尊とする天台宗の古刹であります。昔、上人が当山の椎ヶ洞に篭って、天下泰平国土安穏を祈念したところ、その修法の意が桓武天皇のもとに伝わり、勅命に依って寺院建立となりました。以来1200年、お薬師参りの信者に支えられ今日に至っております。当山では、本尊薬師如来が身心の苦痛を癒すことから病気平癒の祈願寺となっております。また、山内には薬師堂、三重塔、仁王門など江戸時代中期頃の建物が現存し、静かな信仰の山として法灯が守られています。
中世、真壁・大和周辺を治めた真壁氏の城跡です。山裾の微高地を利用し造られた平城で、戦国時代に造成されたと思われる四重の堀や土塁が良好な状態で残されています。平成6年に12.5ヘクタールが国指定史跡となり、中世の遺構を今に伝える貴重な城郭となっています。
真壁・大和地区を南北に連なる筑波山・足尾山・加波山は常陸三山と呼ばれ、古くから茨城の山岳信仰の中心地としてその名を歴史に刻んできました。 常陸三山にはたくさんのハイキングコースがあり、静かな山歩きを楽しめます。また足尾山周辺はハンググライダーやパラグライダーなどスカイスポーツのスポットとして人気を集めています。
標高877mの筑波山は日本百名山のひとつに数えられ、茨城県を代表する山です。女体山の山頂からは広い関東平野を一望できます。
標高628mの足尾山は『常陸国風土記』には葦穂山とあり、山頂には足に関して霊験のある神社があります。境内には多くの履物等が奉納されています。
加波山標高709mの加波山は禅定として知られ、山頂付近には数百に及ぶ奇岩や怪石があります。山中には天狗が棲んでいるという伝説もあります。